経歴
昭和55年3月 大阪市立大学医学部卒業
昭和56年6月 大阪市立大学医学部附属病院脳神経外科学教室入局
以後、関連病院にて研鑽を積み、
平成8年7月 医療法人 神子田医院を設立し、現在に至る。
患者様へのメッセージ
近年、高齢化社会を迎えて、脳卒中を始め、高血圧、心臓病、高コレステロール血症、糖尿病、痛風などで悩んでいる方が増加しています。
脳卒中のため、発語障害、手足の麻痺などの後遺症で苦しんでいる方は、癌や心臓病にかかった人よりもはるかに多いのです。
このように恐ろしい脳卒中のほとんどは、動脈硬化が原因です。脳卒中は、その予防がなによりもたいせつなのです。以前は、成人病という名称がありましたが、「歳をとると誰にでも起こる病気」ととらえかねない面がありました。
実際、高齢でも健康な方がおられる一方、若者でも不健康な方がいます。
そこで、今日では、生活習慣病と呼んでいます。生活習慣病とは、食習慣、運動習慣、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その病気の発症、増悪の原因となる病気とされています。
たとえば、糖尿病、肥満、高脂血症、痛風、循環器病、大腸がん、歯周病、高血圧、肺がん、慢性気管支炎、アルコール性肝疾患などです。生活習慣が基礎にある多くの病気は、予防が可能です。早い段階から予防に心がけ、発症を防ぐことが望ましいわけです。
一次予防 健康的な生活を送り、発病を予防する。
二次予防 健康診断などで早期に病気を発見し、治療する。
三次予防 病気になったら、早期に治療し再発を防止する。
これらのうちで、何よりも大切なのは、一次予防、二次予防であるのはいうまでもありません。だからこそ、普段から、血液検査、血圧のコントロールなど、健康管理に留意しなければなりません。病気の治療よりも病気の予防がなりよりも大切なのです。さらに、困ったことに、ストレス過多の生活習慣に密接に関係する現代病があります。休みを返上しての仕事、食事はインスタント食品やファーストフード、解消する間もなく蓄積していくストレス。この現代病による、頭痛、めまい、肩こり、手足のしびれ、不眠、腰痛などが増加しています。これらの、生活習慣病、現代病の予防のみならず、いかにして日々の健康を保持するかが大切です。そこで、当院では、日々の健康管理、病気の予防を中心として、皆様のお役に立てればと、脳神経外科を開設しました。当院では、脳神経外科専門医の立場から、脳神経外科領域のみならず、一般内科領域まで診療を行っています。なんでも相談できる、敷居の低い、かかりつけ医として、地域医療に貢献していきたいと念じています。